高知県安芸市で土佐備長炭と薪の製造と販売をしている土佐備長炭一ICHIの近藤寿幸です。
4月も3分の1が過ぎ、葉桜が綺麗に風に靡いています。私は桜満開の風景もよりも今の風景がとても好きで、まわりを見渡す時間がついつい長くなってしまいます。
今夜は今年度最初の窯出し。ゴーゴーと唸る窯の音とは真逆に備長炭の炎はゆらゆらと柔らか。この時期から気温が高くなっていくと共に窯から伝わる熱ときたら…ジリジリと肌を焦がされるような。まるで焼き鳥のような感覚。
昼間に、新潟県にある焼き鳥の店主から連絡が入った。内容は「樫の備長炭の魅力」について。たった10分ぐらいの時間だったけど、製炭冥利に尽きる時間だった。
店主曰く、樫の備長炭は「炎が柔らかく、馬目よりも肉を柔らかく焼き上げることができる。」そして、その樫の力は焼き台や空調設備によってプラスになることを知った。
例えば、空調設備でいうと縦型よりも横型が樫の力を引き出すことができるそう。焼き方はもちろん、炎の好みもあるし焼き加減も焼き手によって違う。
これまで「樫は馬目に劣る。」そう思えることが沢山あったが、今日店主から聞いた言葉で「樫が勝る点」があることを再確認でき、とても誇らしく思えた。
最後には、備長炭を作る土佐備長炭一ICHIの私とどうしても話をしたくて。と言ってくれたことは、また働く目的を僕に与えてくれました。
こういった連絡は素直に嬉しい。そして、今夜の窯出しが楽しみでたまらなくなった。
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