土佐備長炭一 ブログ

日本のいいものを世界へ

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高知県安芸市で土佐備長炭と薪の製造と販売をしている土佐備長炭一ICHIの近藤寿幸です。

農福連携で有名な、こうち絆ファームの全国的にも稀有な取り組みの視察を兼ねて、ご来高頂いていた衆議院議員の下野六太先生と福岡のNPO法人夢つむぎ会長高田猛さんが土佐備長炭一にも来てくださいました。

スタッフ全員が下野先生の優しさと気さくで話もしやすく、熱意のあるところを感覚的に察していたようで、知らず知らずのうちに先生の話に耳を傾けていました。

下野先生は、ご存知の方も多いと思います。元中学校教員の経歴をもつ方で、教育に関する本も出版されており、【世界一受けたい授業】にも出演されるほど有名な先生です。

なんと、日本最高の教育賞を受賞されていて「やればできる」をテーマに、「しもの式体育」を確立し、数々の受賞もされました

備長炭の話とは少し逸れてしまいますが、今後、私たちの取り組みにとても必要だと考えているので、動画にもありますが「しもの式体育」をもう少し説明させて頂きます。

「しもの式体育」が革新的であった点は主に以下の2点です。

①体育の授業にビデオカメラを導入したこと。

身体の使い方で良いところと良くないところを、言語だけでなく視覚情報を用いて生徒が理解することができる。

②スモールティーチャー(ST)を採用すること。

STとは、出来る生徒がコーチとなり、出来ない生徒に教えることで、先生一人ではカバーしきれない「出来ない生徒」を「出来る生徒」に成長させることができる。

特に、私はSTのメソッドに感銘を受けました。今まで「出来なかった生徒」が「出来る生徒」となり、今度は教える側にまわり、成功の輪が連鎖的に広がっていく点、「出来る生徒」が「出来ない生徒」に噛み砕いて教えることで、「出来る生徒」の理解も深まる点は非常にすばらしく、私たちもSTを採用して行こうと思いました。

このST技術は私たちだけではなく、口伝によって技術が伝えられてきた職人業界や文化財の伝承などにも必要不可欠なメソッドだと考えます。

高知の田舎で本当に小さな事業である私たちの取り組みにも共感し沢山の応援頂いていることは嬉しく誇りでもあります。

詠慈の半年前の大事故にも触れ、土佐備長炭の現状と課題、土佐備長炭一の取り組みと目標をお伝えしました。

そして、備長炭で焼いたピーマンと茄子を食していただき、備長炭の魅力とピーマンと茄子などの高知の野菜の美味しさにも触れて頂きました。

食後にはハマヤ株式会社さんの炭火焼コーヒーも飲んで頂き、来られた方全員から【香りが違う】【後味が違う】など大絶賛でした。お土産として買ってくださった方がいるほどです。

土佐備長炭だけではなく日本の誇るべき備長炭を世界へ。生きづらさを抱えた人たちも自分らしく生きられる世界へ。まだまだ課題は山積していますが、一歩一歩目標に向かって土佐備長炭一全員で取り組んでいきます。

このようなご縁を繋いでくださった、こうち絆ふぁーむの北村代表、高知安芸福祉保健所の公文さんをはじめ、沢山の方々に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

【やればできる】をテーマに私たちも取り組み続けます。

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