西岡栄吉さんが土佐備長炭一の扉を叩いて、一年八ヶ月が過ぎました。来た当時と比べると見た目も中身も見違えるようになったと自信を持って言えます。だって、以前の西岡さんを知っている人に会う度に『変わったね』と言ってもらっているので。

 不覚にも11月頭に僕が怪我をしたこともあって、炭化の工程も経験することになった西岡さん。炭化作業、その始まりの作業のことを職人の世界では【火つけ】といいます。

 朝5時から始まる工程に、眠たい目をこすりながら、口しか動かせない僕の言葉を必死に聴く西岡さん。西岡さんは薪を窯に入れたり、匂いを嗅いでえずいたり笑 

 薪をどんどん燃やし続けていくと、煙の量、匂い、色が変化していく瞬間を目の当たりにした西岡さんは、何やら感慨深い面持ちで窯を見つめていました。【ほんまに凄いですね。命を吹き込んでるわぁ】と。

その後、あまりの眠たさに撃沈の西岡栄吉。

 無事に火つけも終わり、火つけから9日が過ぎた20日に年内最後の窯出しを行いました。

 火つけを経験したということもあり、いつも以上に窯出しに精が出る西岡さん。また一つ職人として成長した姿がそこにありました。

 窯から出したばかりの灰と炭で焼いた『焼き芋』は格別だったはず。

 東洋町や室戸から窯出しと窯くべに駆けつけてくれた兄弟子や仲間には感謝してもしきれません。一人ではないことを改めて実感しました。本当に支えられながら生きています。本当にありがとうございます。

 さぁ、23日から炭を灰から取り出しますよ!年内ラストスパートです。

#土佐備長炭一 #土佐備長炭 #備長炭 #tosabinchotan #tosabinchotanichi #binchotan #林福連携 #農林水福連携 #火つけ #炭化 #初体験 #2020最後の #窯出し #また成長