土佐備長炭一ICHIは、高知県安芸市で伝統的な製法技術を継承し、原木の伐採から製造・販売まで行っております。土佐備長炭の商品や、炭に関するご相談(個人、お店を経営している方問わず)はお気軽にどうぞ。

土佐備長炭ができるまで

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土佐備長炭一では約20日間かけて備長炭を製造しており、作業工程は以下のようになっています。

1.原木の伐採

山に入り、チェーンソーを使って原木を一本一本伐採します。

2.原木を投げる

伐採した原木を、運搬車(原木を運ぶ機械)が入るところまで一本一本手で投げます。

3.原木の運搬

投げた原木を運搬車に乗せ、軽トラックやクレーン付きトラックがあるところまで運び積み替え、窯がある場所まで運びます。

4.原木割り

土佐備長炭一では、直径12cm以上の原木は半分や4分の1などの大きさに割り、乾燥が効きやすい大きさにします。

5.原木並べ

丸(割っていない原木)と割(割った原木)を窯の天井の両サイドに4tずつ、合計8tの原木を並べます。

6.窯くべ

バイ穴(天井にあけた役40cm穴)から一本一本、熱々の窯の中に投げ入れます。

この作業は、窯が冷めるのを少しでも防ぐため、一分でも早く原木を入れ終える必要があります。

また、原木の自然乾燥を避けるため、伐採開始から約10日間のうちに窯の中に入れます。

※窯の中に3分の1の原木が入った様子。

7.乾燥

窯出しの余熱、薪を燃やした熱を利用して約10日間かけ、じっくりと乾燥させます。

自然乾燥すると、商品になった際にひび割れの原因にもなるため、山では柴をかけ窯では黒い寒冷紗や毛布などを使用して日光を避けます。

8.炭化

炭化とは、通常、木材などの炭素化合物が主成分の素材を加熱すると燃焼が起こり、炭素は周囲の酸素と結合して気体の二酸化炭素となってしまうが、酸素を遮断した状態で加熱を行うと、炭素化合物は分解が生じ、その中から揮発性の低い固体の炭素分が比較的多く残る。この現象を一般的に炭化(たんか)と呼ぶ。※Wikipediaより

炭化は、赤印の目穴と青印のヌカ(煙突)から出る、煙の色・量・匂いで炭化の進み具合を判断し、空気の入る量と出る量の調節をします。釘や細い木の枝で調節するほど繊細な作業で、釘が一本多かったり少かったりすると炭の品質にも影響します。故に、僕にとって釘は、命取りにもなりファイナルウェポンにもなります。

炭化の工程は以下の通りです。

①乾燥が十分に効くと、ヌカ(煙突)から出る煙の色や匂いが変化し、窯からの炭化開始の合図が出る。

②上の三角をあけ、三角の穴から炎が見えるぐらい薪を燃やし、一気に窯内部の温度をあげる。

※原木の温度が275℃以上になると加熱しなくても炭化が進む

③煙の色・量・匂いで判断し、赤印の目穴を4つ作りながら、焚き口と上の三角を徐々に閉めていく。

※写真は、炭化終盤で煙が切れる直前です。

④空気が入る量はレンガを使い、出る量は釘や細い木の枝などを使って空気の入る量と出る量の調節をする。

⑤炭化開始から約2日間は、窯に泊まって約3、4時間に一度炭化の確認をして必要な調節をする。

 

9.練らし(精錬)

窯の中に空気を少しずつ入れ、炭から不純物を取り除き純度の高い炭を作り上げます。

※写真は、練らしが進み窯出し直前の天井の様子。内部の温度が1000℃を超えると、炎が赤から無色透明に変化します。

10.窯出し

炭の色で判断しながら、燃えたままの炭を、約14~16時間かけて窯から取り出していきます。

窯内部の最高温度は1000℃~1200℃にも達し、窯の前は「痛い」ほど熱く、やけど防止のためにお面や革手袋、前掛けなどを着用します。

工程は以下の①~③の繰り返しです。

①焚き口で最後の精錬をし、コザ(炭を掻き出す道具)で炭を掻き出す。

 

②炭をトリマタ(炭をはさむ道具)使って炭を置く場所まで運びます。

③炭が山になると、素灰(元は赤土)をかけて空気を遮断し消火する。

④炭と灰を窯の中に残すことなく取り出して終了。終盤、体力的に辛くなっていきます。

11.炭おこし

約2日後、灰の中から炭を取り出します。この時に炭に灰が白く付くことから「白炭」とも呼ばれます。

12.切断

ダイアモンド粒子がついた刃を使い、切断機で既定の長さに切断します。

 

13.選別・箱詰め

炭の長さや太さによって14等級に選別し、箱詰めします。

※等級はこちら

14.発送

注文を受けて発送します。

※注文はこちらから

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