1.遠赤外線効果
備長炭は製造過程において高温で焼くため、不純物(揮発性成分)が少なく煙がほとんどありません。また、ゆっくりと一定の火力で長時間燃えるのが特徴です。燃焼時、遠赤外線を放ち水分を発しないため食材の表面がパリッと焼け、うまみを逃しません。また、うちわ一つで火加減の微妙な調節できます。
2.炎が少なく焦げにくい
ガスなどで焼く場合、火を強くすると表面だけが焦げて中は生になりやすく、火を弱くするとうま味や水分が出てしまい固くなりがちですが、備長炭は他の炭を比べても炎が出ないので、強火で焼いても遠火にすることで表面が焦げにくく、風味が損なわれたり苦みが出るようなことはほとんどありません。
3.繰り返し使える
燃焼時間が長いため、一度使用した炭でも繰り返し使えます。「火消し壺」などを利用すると備長炭を無駄なく消火し、残りを次に使いまわすことができて経済的です。また、消し炭になった備長炭は火つきがよく重宝します。